
歯科指導(11/1)
役場健康福祉課の保健師と歯科診療所の衛生士が来校し、海士中学校3学年それぞれに[歯科指導]を実施してくださいました。
この歯科指導は、毎年行われています。
海士中学校では、3年間の歯科指導のプログラムが組まれており、今年度は「酸蝕歯(さんしょくし)に気をつけよう」というテーマで授業が行われました。

酸蝕歯とは、「酸によって表面のエナメル質が溶けてしまった歯のこと」を言います。
歯の表面はエナメル質でできていて、エナメル質は体の中で一番固く鉄よりも固いのだそうです。
しかし、エナメル質は『酸』に弱く、酸性度の高いものを含む食べ物や飲み物をダラダラ食べたり飲んだりしていると口の中が酸性となる時間が多くなり、酸蝕歯になりやすくなるようです。
酸蝕歯のことが生徒に伝えられ、「酸性度の高い飲み物」を確認していきました。
生徒がよく飲む飲み物や知っている飲み物に酸性が多く含まれているケースがあったようで、それに気づいた時には「えぇ、そうなの。」という声があがっていました。

授業の最後は、歯の染め出しをしてブラッシングの確認をしました。
衛生士が丁寧に歯ブラシの動かし方を説明してくださいました。
保健師から、「一度虫歯や酸蝕でかけてしまった歯は、自然再生では戻りません。
今のうちから生活習慣を整えて、今日お伝えしたことを頭の片隅でもいいのでおいてもらって、自分の歯を大切にしてもらいたいと思います。」というお言葉がありました。

生徒にとって新たな発見の多い時間となりました。
ありがとうございました。