
いろいろな性のあり方を知る(10/3)
にじいろi-Ru(アイル)より、講師として田中一歩さんと近藤孝子さんにお越しいただき、性について、ご講演いただきました。
※講演の演題は、「『じぶんをいきるためのるーる。』を子どもたちに届けよう。2022」
講演では、田中さん自身が性的マイノリティとして幼い頃から違和感をもって過ごしていた話をうかがいました。
話の内容は具体的で、生徒にとても分かりやすいものでした。
また、様々な人との出会いも紹介してくださいました。
「体の形は男の子。好きになるのは男の子。」
「体の形は女の子。好きになるのは女の子。」
「体の形は女の子。好きになるのは男の子。お母さんとお母さんの3人家族。」
「体の形は男の子。『男の子なのにスカートをはいている。』って言われる。」

そのような出会いを紹介しながら、田中さんは「いろいろな人と出会って、体のこと・家族のあり方・性のあり方の違いを知ってほしい。そして、その違いをもって互いを尊重できるようになってほしい。」という話をしてくださいました。
最後に、田中さんのつくった絵本の紹介がありました。
『じぶんをいきるためのるーる。』という絵本です。
性的マイノリティとはどういうものかというような本ではありませんでした。
田中さんが違和感をもちながら過ごしてきたことをもとにつくられた絵本で、六つのルールが書かれていました。

書かれているルールはあたりまえのようなものなのですが、田中さんがこれまで感じてきたたくさんの違和感をもとに、「こんな世の中になるといいな」という想いを込めてつくられた絵本のように感じました。
※絵本は、中学校に寄贈していただきました。
いろいろなことを考えることのできた1時間でした。
田中さん、近藤さんありがとうございました。