２年生の学級活動の授業で、『食育（しょくいく）』に取り組みました。
※文部科学省は食育を「子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けること」と定義しています。

今日は「休日の部活動前の朝食メニューを考える」を授業のねらいとしました。
そして、専門的な知識を生徒に伝えていただくために、海士町給食センターの栄養士をお招きしました。

まず栄養士から、「部活動前に必要な朝食についての考え方」を教えていただきました。
・朝食はまず、食べること。
　そうすることで、体のスイッチが入る。
・食材からバランス良く栄養をとる。
　サプリメントなどで補充しようとしない。
　特に、運動をした際に不足していく鉄分とカルシウムの摂取を意識する。

これらのポイントを聞いた後、生徒はグループになって「休日の部活動前に食べるとよい朝ご飯のメニュー」を考えました。
担任は更に、「自分で用意できるメニューであること」も条件に加えて生徒にメニューを考えさせました。

生徒は部活動前に必要な食事内容で、しかも自分で作れそうなものや用意できそうなものをいろいろと考えました。

最後に栄養士がまとめてくださいました。
・前日の夕食を残しておくといい。
たくさんの品数を作るのは大変。
・みそ汁を作る。
　みそ汁のみそは大豆から作られているので、大豆からの栄養素を摂取できる。
　また、具材に海藻や肉を取り入れることで様々な栄養素をまかなうことができる。

今回は、「部活動前」に必要な朝ご飯について考えましたが、本当は、部活がない場合でも朝ご飯は大切な食事です。

栄養士からいただいたたくさんのヒントをもとに、これからの朝ご飯のあり方を考えてもらいたいです。