山陰フィルコンサート(10/22)
海士中学校を会場に、[第1817回トヨタコミュニティーコンサートin海士町 ないものはない 山陰フィル わくわくコンサート]が開催されました。
山陰フィルハーモニー管弦楽団の方々が来てくださりコンサートが行われたわけですが、この日は日曜日。
町内の3つの小中学校(福井小学校、海士小学校、海士中学校)はこの日を登校日として、全校児童生徒と全教職員が会場を訪れました。
また一般の方々にもチケットが販売され、多くの方々がコンサートを聴きに訪れ、準備された約400席のほぼ全てが埋まる状態でした。
山陰フィルハーモニー管弦楽団のみなさんは、一昨年も海士町を訪れ、演奏してくださいました。
しかし、その時はコロナ禍で楽団員は20名ほどでの演奏でした。
今回は、70名の楽団員が来島してくださり、迫力の演奏を聴かせてくださいました。
コンサートでは4曲を演奏してくださいました。
その中には、子ども達の知っている曲が含まれていたり、楽器の紹介があったりして来場者を退屈させない仕掛けをいろいろと準備してくださっていました。
例えば、海士町の民謡である「キンニャモニャ」をオーケストラで演奏してくださいました。
次々と変わる曲調の中にキンニャモニャのリズムが混ざり、聴いていると隠岐の美しい風景や人々の様子が思い浮かんできました。
また、後半の部のスタート時には来場の児童生徒と一般の方に指揮者を体験させてくださり、会場は大変盛り上がりました。
ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」、「ジャジャジャジャーン」の音を出させるために、選ばれた4人の小中学生と一般の方が指揮棒を振りました。
指揮者となった小中学生は、プロの指揮者に教えていただいたように指揮棒を振りました。
その振りに合わせて演奏が行われます。
指揮者は一生懸命です。
会場は指揮者に対して大きな拍手で、その頑張りをたたえました。
最後は、「ラデツキー行進曲」が演奏されました。
会場のお客さんも手拍子と足拍子で演奏に加わり、楽団の一員になった気分になりました。
本当に、最後の最後まで楽しいコンサートとなりました。
コンサートを終え、指揮者の今岡さんと、団長の加藤さんに感想を伺いました。
〔今岡さん、加藤さんの感想〕
2年前来たときもそうでしたが、海士町のみなさんの反応の良さを感じました。
みなさん元気が良く、歌うことも大好きだし、演奏を聴くときは落ち着いて聞いてくださいました。
演奏する者、演奏に加わる者を冷やかさずに、笑顔で見つめてくれていました。
残念だったことは、校歌の演奏ができなかったことです。
一昨年に訪ねた際は、3つの小中学校の校歌を演奏する機会がありました。
次の機会があったら、オーケストラで校歌を歌いましょう。
来場された方から、「来年も来てください。」という言葉かけをいただきました。
大変嬉しかったです。
来場者の反応と盛り上げの良さで、気持ちよく演奏することができました。