生産者さんとの交流給食(1/25)
今日は、給食時に[交流給食]を実施する予定でした。
しかし荒天に見舞われたため、中止となりました。
海士町内の小・中学校に提供される給食には、地元産の野菜・肉・魚介類などがたくさん使われています。
これは海士町(給食センター)に、「子ども達に地元の食材を食べてもらいたい。」という想いがあるからです。
本来であれば、交流給食には給食に提供をしてくださっている野菜・肉・魚介類の生産者にお越しいただく予定でした。
普段は、給食時に「今日の給食のメニューに使われている食材と、その地元生産者」が紹介されています。
交流給食は、その生産者に直接会うことができ、どのような方が食材を提供してくださっているのか直接知ることができる絶好の機会でした。
その機会がなくなったことは大変残念です。
そこで、何回かに分けて、交流給食でお越しになる予定だった方と、その方が提供してくださっている食材や、その食材を給食に提供する想いなどを紹介します。
まずは、給食に野菜を提供してくださっている[ムラーフランクさん・酒井奈緒さん]の紹介です。
ムラーさんは、海士町に移住し野菜を育て、7年前から給食に野菜を提供してくださっています。
酒井さんはムラーさんの共同経営者で、ムラーさんと酒井さんを含む6名のスタッフで、年間45種類の野菜を育てています。
また野菜だけでなく、鶏を育て収穫した[たまご]を給食に出荷していただくこともあります。
ムラーさんは、日頃から「無農薬の野菜を子ども達に安心して食べてもらいたい。」と考えています。
「そして、子ども達が食べるものは地元のものであることが重要である。」と話されていました。
それは、「地元の野菜であることから、コストが下がってたくさんの野菜を食べることができる良さがあり、地元の野菜を食べることが地元を応援することにもつながる。」というお考えからでした。
また、ムラーさんと酒井さんは、「ムラーさんの菜園(ムラーズファーム)で地元の子ども達や観光で来られた方々に、野菜を育てたり収穫したりする体験をさせたい。」というお考えもありました。
ムラーズファームが拠点となって、地域の人々の交流や島外の人々との交流が生まれることまで理想と掲げておられるお二人の想いには感心しました。
ムラーズファームからの野菜は、給食で三日に一度は使われています。
(提供していただいている食材:パセリ、にんじん、キャベツ、ズッキーニ、かぶ、チンゲンサイ、玉ねぎ、たまごなど)
ムラーさん、酒井さん、ムラーズファームのスタッフのみなさん、いつもありがとうございます。