島体験生の振り返り(12/23)
海士町に[大人の島留学]で来島される方々がいます。
10月に来島された方がお一人、海士中学校で勤務しくださいました。
(この方は3か月間の島留学生で、今日で海士中学校の勤務が終わりました。)
この3か月間、海士中学校で勤務してどうだったのか、振り返っていただきました。
2022年10月から12月の3か月間、海士中学校に勤務させて頂きました、藤本恵里佳です。
3か月を通してリアルな学校現場を体感することができ、とても有意義な時間となりました。
私は主に中学校3年生の授業に参加し授業サポートを行う形で勤務しました。
国語、数学、社会、英語、総合の時間に授業に参加し、わからない子にアドバイスをすることや生徒の様子を見守ることなどが主な業務です。
「教育」について思い描いていたものとは違い、理想と現実のギャップに時々、戸惑うときもありました。
また、自分がここにきた意味を見失いそうになり、悩むときもありました。
しかし、受けいれて下さったからにはこのまま終わりたくないと思い、今の自分ができることを考え始めました。
一番に始めたことは生徒へ積極的に話しかけることです。
生徒と積極的にコミュニケーションを取る事によって徐々に信頼関係を築くことができたと思います。
生徒のことを知ると同時に私の事も知ってもらいたいと考え、意欲的に話しかけました。
多分、「うっとおしいな。」と思われるくらい教室にいたのではないかと今になって思います。
また自分の中でチャレンジしたこともあります。
それは1日カレンダー「今日は何の日?」を始めたことです。
今日は何の日か、雑学とイラストを描いて毎日、貼り出すという1日カレンダーを作成しました。
(「今日は何の日?」の詳細は12月5日の海士中学校noteに詳しく説明しているので、ぜひそちらを読んでみて下さい。)
イラストに自信があるわけでなく、むしろ苦手で避けてきた分野でしたが、あえて挑戦してみようと始めました。
今ある環境の中で自分ができそうなことをやってみようと積極的に取り組むようになりました。
すると徐々に生徒とのコミュニケーションが増え、会話のキャッチボールができるようになりました。
1日カレンダーを見て感想を言ってくれる生徒がいた時は頑張って書いた甲斐があったなと嬉しかったです。
「藤本さんってスポーツ、何かやっていましたか?」「何で島にきたの?」と声をかけてくれる生徒が増えました。
また進路について生徒と話した時は、自分の今までの経験が活かせてよかったと思いました。
加えて先生方も気さくに声をかけてくださったり、自分にできそうな仕事を任せて頂いたりしました。
そのようなサポートもあって自分の役割を全うできたと思います。
島の中学校での3か月は毎日が新鮮で、自分の中でもたくさんの気づきがありました。
仕事はもちろん、暮らし面においてもシェアハウスや地域のイベントを通じてたくさんの思い出が出来ました。
ここで経験したことをこれからの将来に役立てていきたいと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
藤本さん、3か月間ありがとうございました。
また、生徒の様子を見に来てください。