６年間、海士中学校で勤めてくださったALTが、島を離れることになりました。
 
１学期最後のこの日、ALTの離任式を行いました。 

まずは、ALTから離任のあいさつをしてもらいました。
メモを日本語で作り、一生懸命話してくれました。
 
〔ALT　離任のあいさつ〕
６年前、英語を教えたくて海士町に来ました。
一緒に来日したALTは１８人。
訪ねる場所に「町」がついているのは、自分だけでした。
あとのALTの行くところは「市」「区」など…。
GoogleMapで海士町を探すけど、ありません。
そこで、私は大使館に電話をしました。
そうすると、海士町は海の中（地図の中の）にありました。
本当にびっくりしました。
 
最初の年は本当に大変でした。
冬は寒くて、故郷（ジャマイカ）に帰りたくなりました。
でも、次の春、温かくなってChallengeしたくなりました。
 
私は、海士町でたくさんの思い出をつくることができました。
みんなに英語を教えることができてよかったです。
完璧な人間はいません。
学ぶ時は間違えてもいいんです。
中学校はいろいろ難しいですが、大事な時です。
頑張ってください。
 
先生方は、みなさん優しく、仕事に熱心な人達でした。
先生方には本当に助けてもらいました。
感謝しています。
 
今から私は新しい生活が始まります。
１０月から広島大学院で頑張ります。 

次に代表生徒が、感謝の言葉を英語で述べました。
 
〔生徒の感謝の言葉〕※日本語に訳した言葉を掲載します。
あなたは、海士町に来られた時からとても楽しい人でした。
私たち、海士町に住んでいる人はみんな、あなたのことが大好きでした。
なぜなら、あなたはとても優しく、私たちにいつも話しかけてくれたからです。
 
私は、あなたといるだけで楽しい気分になりました。
私たちに英語を教えてくださり、ありがとうございました。
英語はとても難しいですが、これからも頑張って勉強します。
 
あなたの笑顔で、みんなが幸せになりました。
私たちは、その笑顔が大好きでした。
海士町での生活を忘れないでください。
そしてまた、いつか海士町に来てください。
 
私たちは英語をもっと勉強してあなたに会える日を楽しみにしています。
 
新しい人生に向かって頑張ってください。 

生徒の言葉にあったとおり、ALTは中学生だけでなく、海士町の多くの人々から慕われていました。
ALT自身が６年間、Challengeし続けた結果が現れているように思います。
 
これまで本当にありがとうございました。
また、海士中学校に遊びに来てください！