普段の生活学校
12月3日~12月8日まで、教育委員会が主催する「普段の生活学校」に、3年生12名が参加しました。参加した生徒は開発センターで5泊6日の共同生活をしながら、学校に通いました。
この活動は、以下の4つを目的に掲げています。
持ってきてはいけないものは、スマートフォン、ゲーム機、カードゲーム、漫画など。普段家でしていることがほぼできない環境で、食事作りや洗濯も自分たちで行う6日間。
また、スタッフとして、教育委員会の担当の方に加え大阪教育大学、島根大学の学生6名にもサポートしていただきながら、学校に通いました。この体験をとおして、生徒たちはどんなことを感じたのでしょうか。普段の生活学校を終えて生徒が書いた振り返りから、一部紹介します。
〇最初は、大学生と話すのがきまずくて不安でした。でも1日目に部屋に入った時に話しかけてもらって、会話しやすくなりました。料理も洗濯も失敗ばかりで1週間が長く感じました。でも今思えば早かったし、センターが家みたいに思えてきて今日で終わりなのが悲しいです。
〇最初は、朝が早いし、お風呂も短くてきつかったけど、過ぎたらやっぱり速かったし楽しかったです。「集中する力」は前よりついたと思って、答えを見る前にとりあえず書いてみるなど、黙々と勉強することができました。料理も魚をさばいたり、揚げ物をしたりしたことがなかったので、できてよかったです。
〇実際に行ってみて、自分で洗濯や料理をしてとても大変でした。授業の時も眠くなったりして大変だったけど、自分で考える場面が生活の中でたくさんあって、目標であった「自分で考えて行動する力」がとてもついたのでよかったです。
〇普段一緒にいるみんなのことをもっと知れて、初めて聞くことがあって「まだ知らないこともあるんだ」と思った。そして、島外に出る前にみんなとの思い出や大学生との思いでができてよかったです。生活学校で関わってくれて、大学生や管理人の方々、3年生のみんな、とても楽しかったです。ありがとうございました。
生徒の振り返りから、この活動の目的が達成できている様子が伝わってきました。
貴重な体験の機会を提供していただいた海士町教育委員会の皆さん、ありがとうございました。