１２月１９日に、３年生一人ひとりが職場体験学習で学んだことを発表しました。

　発表会は3つの教室に分かれて行いました。会場ごとに、保護者の方をはじめお世話になった事業所や教育委員会の皆さん、島前内の小中学校の先生方などの参加があり、合わせて約３０名が来校してくださいました。

　生徒は事前に作成したスライドを提示しながら職場体験を通して感じたことや新たに発見した課題、学んだことを今後どう生かしていくか、などを発表しました。発表後の質問に対しても、自分の言葉で答えることができていました。

　全員の発表が終わった後は、来校してくださった地域の方との座談会を行いました。座談会のテーマとして掲げられていたのは、次の４つです。

〇学生のうちにしておいた方がよいこと

〇勉強って大切？

〇あなたにとって幸せとは？

〇社会で生きるうえで大切なことは

　グループごとに選ぶテーマは違いましたが、地域の方との会話を通して新たな気づきを得ることができる時間となりました。

　発表会を聞きに来てくださった方からいただいた感想を一部紹介します。

〇職場体験で学んだことを今後どう活かすかについて前向きに考えている姿　が素晴らしいと思いました。「自分のすきなこと（良さ）に熱中できる！」と自信をもって言える子どもたちが多いことが何よりも大切だと改めて感じました。

〇職場体験中には聞けなかった気づいたこと、感じていたことを知ることができてよかったです。また、職場体験を通して新しい課題が発見できたことは、とても良い経験になったのだと嬉しく思いました。職場で大事にしている関わりを、それぞれ自分の中で理解、解釈してやりとりを見ていたことが分かりました。大変なことも多かったと思いますが、この経験を今後に生かしてもらえたらうれしいです！

〇今回、人との出会いから、人に学ぶという設定が気に入りました。いろいろな人との出会いから、子どもたちは将来を考えたり、どう生きるかを考えたりします。人と接することで、自分のよさや、もっと高めたいことを見つけていたように思います。いい職場体験の学び方ですね

〇自分の長所や短所を理解したうえで、職場体験を行っているため、苦手を克服するためにどう行動すればよいかを考えて体験に行ったのだなと感じました。学びを、自らのこれからの人生や社会生活のなかでどう生かせるかを考えることは素晴らしいと思いました。

　多くの方のご協力のおかげで、生徒の学びが深まり、今後自分がどう生きていくかに思いを馳せることができました。地域の皆様に改めて感謝いたします。

　生徒たちが、今後自分の人生の【キャリア＝轍（わだち）】をどう描き、どう生きていくのか。
　そして15年後、どんな大人になっているのか。地域のみなさんとともに見守り、サポートしていきたいと思います。